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2024.10.24 お知らせ 分娩時に子宮頸管の熟化が進んでいない場合の対応について

 分娩目的で入院されたのに子宮頚管の熟化が進んでいない(子宮口が閉鎖している、あまり開いていない、子宮口部分が硬い等の状態)場合、陣痛が増強してきても子宮口がなかなか開かず分娩時間が長引いてしまうことで、苦痛を感じる時間も長くなり、母児ともに体力の消耗を招いてしまうことがあります。頸管熟化が進んでいない場合に頸管を開くような処置を事前に行うことがありますが、前期破水の場合はその処置により感染等のリスクがより高くなってしまうことが懸念されるため、行うことが難しくなります。

 そこで当院では分娩目的に入院されたものの子宮頚管の熟化が進んでいない方で医師が適応と判断した方を対象に、今後はプロウぺス(子宮頸管熟化剤)を使用することにより頸管熟化を促す方法を行うことに致します。

 プロウぺスは膣内に留置することで子宮頚管の熟化を促す作用がありますが、同時に子宮収縮も発生することがあり、使用する際には陣痛誘発同様の管理が必要です。

 入院後の状況により適応と判断した方対象に医師より提案させていただきます。

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