妊娠後期(28〜40週)
妊娠・出産の基礎知識
産後準備リスト!いつから何が必要?先輩ママが解説
初めての出産を控えて、「産後に何が必要なの?」「いつから準備を始めればいいの?」と不安を感じていませんか。産後は想像以上に体力を消耗し、買い物に出かけるのも一苦労です。この記事では、産後の生活をスムーズに始めるために必要な準備について、先輩ママの経験をもとに詳しく解説します。

産後準備はいつから?妊娠後期から始める理由
産後準備は、妊娠7〜8ヶ月(妊娠中期から後期)を目安に始めるのがおすすめです。臨月に入ってからでは体調が不安定になりやすく、思うように動けない可能性があります。
妊娠7〜8ヶ月までに準備を始めるメリット
妊娠中期は比較的体調が安定している時期です。この時期から準備を始めることで、以下のようなメリットがあります。
余裕を持って商品を選べるのが最大の利点です。ベビー用品は種類が豊富で、初めてだと何を選べばよいか迷うもの。時間をかけてじっくり比較検討できれば、自分に合った商品を見つけられます。
また、体調の良い日に少しずつ準備できる点も重要です。一度にすべてを揃えようとすると疲れてしまいますが、数週間かけて分散させれば無理なく進められます。
さらに、セールやキャンペーンを活用できるチャンスも広がります。出産準備品は総額で10万円以上かかることもあるため、お得に購入できるタイミングを逃さないようにしましょう。
産後の体調変化と買い物の困難さ
出産後は、想像以上に体力が消耗しています。産褥期(産後6〜8週間)は、体を回復させるための大切な時期です。
多くのママが経験するのが、会陰切開や帝王切開の傷の痛みです。座るのも歩くのも辛く、外出は大きな負担になります。また、悪露(おろ)と呼ばれる産後の出血が続くため、こまめなケアが必要です。
さらに、3時間おきの授乳で睡眠不足になり、日中も疲労が蓄積します。そんな状態で赤ちゃんを連れて買い物に行くのは、ママにとっても赤ちゃんにとっても大変です。
だからこそ、産前にしっかり準備しておくことで、産後は赤ちゃんのお世話と自分の体調回復に専念できるのです。
産後すぐ必要!ママの必須アイテムリスト
産後のママの体は、出産という大仕事を終えて大きなダメージを受けています。快適に回復期を過ごすために、以下のアイテムを準備しておきましょう。
入院準備品と産褥期ケア用品
入院時から産褥期にかけて必要なアイテムです。
産褥ショーツは、悪露対応の専用ショーツで、股部分が開閉できるため産褥パッドの交換が楽にできます。最低でも3〜4枚用意しましょう。
産褥パッドは、悪露を吸収するための大判ナプキンです。出産直後はLサイズ、その後MサイズやSサイズへと段階的に使い分けます。病院で支給される場合もあるため、事前に確認しておきましょう。
清浄綿は、デリケートゾーンを清潔に保つために使います。産後は傷があるため、優しくケアすることが大切です。
円座クッションは、会陰切開や痔の痛みを和らげてくれる必須アイテムです。ドーナツ型のクッションで、座る際の痛みを軽減できます。
授乳・搾乳グッズ
授乳は産後すぐに始まります。スムーズに授乳できるよう、以下のアイテムを用意しましょう。
授乳用ブラジャーは、前開きやクロスオープンタイプがおすすめです。夜間授乳も楽にできるよう、3〜4枚あると安心です。
母乳パッドは、母乳の漏れを防ぐための必須アイテム。使い捨てタイプと洗って繰り返し使えるタイプがあります。産後すぐは使い捨てタイプが便利です。
授乳クッションは、赤ちゃんを支えて授乳姿勢を楽にしてくれます。高さ調節ができるものや、産後はママの体を支えるクッションとしても使えるものが人気です。
乳頭保護クリームは、授乳による乳首の痛みや傷を予防・ケアするためのものです。赤ちゃんが口にしても安全な成分のものを選びましょう。
産後のボディケア・リラックスアイテム
出産で大きく変化した体を、ゆっくりと元に戻していくためのケアアイテムです。
骨盤ベルトは、出産で開いた骨盤をサポートしてくれます。産後すぐから使えるタイプを選び、正しい位置で装着しましょう。
授乳対応のパジャマは、前開きタイプが便利です。入院中から産後しばらくは、ほとんどパジャマで過ごすことになるため、2〜3着用意しておくと洗濯の際も安心です。
ストローキャップは、寝ながら水分補給ができる便利グッズ。授乳中は想像以上に喉が渇くため、ペットボトルに装着できるストローキャップがあると重宝します。
マタニティクリームは、妊娠線予防だけでなく、産後の乾燥肌ケアにも使えます。乾燥が気になる部分に塗って、肌を労わりましょう。
赤ちゃんを迎える必須アイテムリスト
新生児のお世話に必要なアイテムを、カテゴリー別にご紹介します。
新生児肌着・ベビー服
生まれたばかりの赤ちゃんの肌はとてもデリケートです。短肌着とコンビ肌着を、それぞれ5〜6枚ずつ用意しましょう。
短肌着は腰丈の肌着で、季節を問わず使える基本アイテムです。コンビ肌着は股下をスナップで留められるため、動きが活発になってもはだけにくいのが特徴です。
ベビードレスやツーウェイオールは、退院時やお宮参りなど、お出かけの際に着せます。最初は2〜3枚あれば十分です。
靴下やミトンは、季節に応じて用意しましょう。冬生まれの赤ちゃんには必須ですが、夏生まれの場合は室内では不要なことも多いです。

おむつ・おしりふき・おむつ替えグッズ
新生児は1日に10回以上おむつを替えることもあります。必要なアイテムをしっかり準備しておきましょう。
紙おむつは、新生児用を1パック購入して試してみるのがおすすめです。赤ちゃんの体型や肌質によって合う合わないがあるため、最初から大量購入は避けましょう。
おしりふきは、水分が多く肌に優しいものを選びます。厚手タイプは破れにくく使いやすいため、新米ママにおすすめです。
おむつ替えシートは、外出先や布団の上でおむつを替える際に敷くシートです。防水タイプを選べば、おむつ替え中の失敗も安心です。
おむつ用ゴミ箱は、においを防ぐために専用のものがあると便利です。ただし、通常のゴミ箱でも工夫次第で対応できるため、後から検討しても良いでしょう。
授乳・ミルク用品
完全母乳を予定していても、哺乳瓶と粉ミルクは念のため準備しておきましょう。母乳の出が安定するまでは混合授乳になることも多いためです。
哺乳瓶は、最初は1〜2本で十分です。容量は120mlと240mlがありますが、新生児期は120mlのものが使いやすいでしょう。
哺乳瓶用の消毒グッズは、煮沸消毒、電子レンジ消毒、薬液消毒の3種類があります。手軽さで選ぶなら電子レンジ消毒がおすすめです。
粉ミルクは、産院で使用しているものを小缶で1つ購入しておくと安心です。赤ちゃんによって好みがあるため、最初は少量から試しましょう。
哺乳瓶用ブラシは、哺乳瓶の内側を清潔に洗うために必要です。スポンジタイプとナイロンブラシタイプがありますが、どちらでも構いません。
沐浴・ベビーケア用品
赤ちゃんの沐浴は、生後1ヶ月健診までは毎日行います。必要なアイテムを確認しましょう。
ベビーバスは、新生児期の沐浴に使います。シンクに置けるコンパクトサイズや、空気で膨らませるタイプなど、住環境に合わせて選びましょう。
ベビーソープは、低刺激で泡タイプのものが便利です。片手で赤ちゃんを支えながら洗えるため、初めてのママでも使いやすいでしょう。
ベビー用保湿剤は、沐浴後の乾燥を防ぐために使います。ローションタイプやクリームタイプなど、赤ちゃんの肌質に合わせて選びましょう。
ガーゼハンカチは、沐浴時の体拭きや授乳後の口拭きなど、さまざまな場面で使えます。10枚程度あると便利です。
ベビー用爪切り、綿棒、体温計なども、日々のケアに必要なアイテムです。特に体温計は、赤ちゃんの健康管理に欠かせません。
ねんね・お部屋グッズ
新生児は1日のほとんどを寝て過ごします。安全で快適な睡眠環境を整えましょう。
ベビー布団セットは、赤ちゃん専用のものを用意しましょう。大人用の布団では柔らかすぎて、窒息のリスクがあります。固めのマットレスと、通気性の良い掛け布団を選びます。
ベビーベッドは、ペットを飼っている家庭や、上の子がいる家庭では安全のために必要です。ただし、設置スペースが必要なため、レンタルを検討するのも良いでしょう。
防水シーツは、おねしょや吐き戻しから布団を守ってくれます。2〜3枚あると洗濯の際も安心です。
室温計・湿度計は、赤ちゃんが快適に過ごせる環境を保つために役立ちます。室温は夏は26〜28度、冬は20〜22度を目安にしましょう。
おでかけグッズ
産後1ヶ月健診を過ぎると、少しずつ外出の機会が増えてきます。最低限必要なアイテムを準備しておきましょう。
チャイルドシートは、退院時から車で移動する場合は必須です。新生児から使えるタイプを選び、出産前に取り付けておきましょう。
抱っこ紐は、新生児から使えるものと、首がすわってから使えるものがあります。新生児期から使いたい場合は、新生児対応モデルを選びましょう。
マザーズバッグは、おむつやおしりふき、着替えなど、赤ちゃんの荷物をまとめて持ち運ぶためのバッグです。最初は家にあるバッグでも代用できますが、専用のものは収納が工夫されていて便利です。
先輩ママが語る!本当に役立った便利グッズ
必須アイテムではないものの、あると産後の生活がぐっと楽になるグッズをご紹介します。
育児を楽にする時短アイテム
電動鼻水吸引器は、赤ちゃんが鼻づまりで苦しそうなときに重宝します。口で吸うタイプもありますが、電動の方が吸引力が強く、風邪がうつるリスクも減らせます。
授乳ライトは、夜間授乳の際に便利です。部屋全体を明るくすると赤ちゃんが完全に目覚めてしまいますが、授乳ライトなら優しい明かりで授乳できます。
おしりふきウォーマーは、冬生まれの赤ちゃんにおすすめです。冷たいおしりふきで拭かれると赤ちゃんがびっくりしてしまいますが、温かいおしりふきなら快適におむつ替えができます。
ベビーモニターは、赤ちゃんが別室で寝ているときの様子を確認できます。カメラ付きのものなら、スマホで映像をチェックできて安心です。
あると便利な大型育児用品
バウンサーは、赤ちゃんを寝かせておける簡易ベッドです。揺らすと赤ちゃんが喜ぶため、家事の合間に使えます。
ベビーカーは、1ヶ月健診後のお出かけから使えます。ただし、最初は抱っこ紐だけで十分というママも多いため、生後2〜3ヶ月になってから購入を検討しても遅くありません。
ハイローチェアは、ベッドにも食事用の椅子にもなる多機能チェアです。電動タイプは自動で揺れるため、赤ちゃんの寝かしつけに役立ちます。
これらの大型アイテムは高額なため、レンタルサービスの活用もおすすめです。実際に使ってみて必要性を感じたら購入する、という方法も賢い選択です。
産後準備の費用目安と節約術
産後準備にかかる費用は、平均して10万〜15万円程度です。ただし、工夫次第で費用を抑えることも可能です。
アイテム別購入費用の相場
主なアイテムの費用相場を把握しておきましょう。
ママ向けアイテム(産褥ショーツ、授乳ブラ、骨盤ベルトなど)は、合計で2万〜3万円程度です。
赤ちゃんの肌着・ベビー服は、1万〜2万円が目安です。お祝いでいただくことも多いため、最初は最低限だけ購入するのも良いでしょう。
授乳・ミルク用品(哺乳瓶、消毒グッズ、粉ミルクなど)は、1万〜2万円程度です。完全母乳の場合はさらに安く済みます。
おむつ・おしりふきは、1ヶ月あたり5千〜8千円の消耗品費がかかります。
沐浴・ベビーケア用品は、5千〜1万円程度です。
ねんね用品(ベビー布団セット、ベッドなど)は、2万〜5万円と幅があります。ベッドをレンタルにすれば費用を抑えられます。
レンタル・中古品活用で賢く節約
レンタルサービスを活用すれば、使用期間の短いアイテムを経済的に利用できます。ベビーベッド、ベビーカー、ハイローチェアなどの大型アイテムは、レンタルがおすすめです。
中古品やお下がりを活用するのも賢い方法です。ただし、衛生面や安全性に注意が必要です。肌着や下着類は新品を購入し、おもちゃやベビー服はお下がりを活用するなど、メリハリをつけましょう。
チャイルドシートは、安全性に関わるため、できるだけ新品を購入することをおすすめします。中古品を使う場合は、事故歴がないことを必ず確認してください。
フリマアプリでは、未使用品や美品が格安で手に入ることもあります。出品者の評価をチェックして、信頼できる相手から購入しましょう。
まとめ
産後準備は、妊娠7〜8ヶ月頃から余裕を持って始めることが大切です。産後は体力が消耗し、買い物に出かけるのも難しくなるため、必要なものは産前にしっかり揃えておきましょう。ママ向けアイテムでは産褥ショーツや授乳ブラ、円座クッション、赤ちゃん向けアイテムでは肌着やおむつ、授乳グッズ、沐浴用品などが必須です。すべてを一度に揃える必要はなく、優先順位をつけて段階的に準備を進めましょう。レンタルサービスや中古品を上手に活用すれば、費用を抑えながら快適な産後生活をスタートできます。

