当院での出産
なかがわレディースクリニックでの出産
なかがわレディースクリニックでは出来るだけ自然分娩にて、お母さんの出産の喜びを赤ちゃんやご家族のみなさんが共有しスムーズに育児に移行できるように、「ソフロロジー式分娩法」を取り入れています。
妊娠中から分娩に向けて取り組み、私たちと一緒に「いいお産」につなげていきましょう。
ソフロロジー式分娩法とは
ソフロロジー式分娩法は、呼吸法やヨガの動きを効果的に取り入れてお母さんの精神の安定を図り、お産をリラックスした形で行う分娩法です。
ソフロロジー式分娩法では、お産そのものを育児のひとつの過程と捉えています。出産前から母性をはぐくむことで、出産に関わる全てのことを前向きに考えられるようになります。
また、麻酔を行わないため赤ちゃんへの肉体的ストレスが低く、母性も一緒に育むことができる分娩方法です。
ソフロロジー式分娩法
- 陣痛が緩和される
- 疲労が少ない
- 産後の回復が早い
どうして陣痛が緩和するの?
ソフロロジー式分娩法では、赤ちゃんと出会うための大切なステップとして、陣痛の痛みをプラスのエネルギーと考えています。
この意識作りにより、赤ちゃんと共有する感覚として陣痛を受け入れ、お母さん自身のこころを整えて陣痛緩和に繋げることができます。
フランス育ち、日本で進化するソフロロジー式分娩法
ソフロロジー式分娩法はスペインの精神神経科のA・カイセド博士が提唱し、フランスのジャンヌ・クレフ博士によって分娩の場面に取り入れられました。
その後、日本では1987年に、当時熊本大学医学部助教授であった松永 昭博士によって音楽との融合、ヨガの導入などの研究と改良が加えられ、より日本人に適した分娩法として確立されました。
今日では全国の医療機関で広く行われる分娩法として定着しています。
ソフロロジー式分娩法を体験したママたちからのメッセージ
ソフロロジー式分娩法という言葉を知っていましたか?
もともとは知らなかったが、なかがわレディースクリニックの母親教室で知った。
外来の冊子や雑誌などの媒体で知った。
経験者との会話で知った。
分娩中や出産直後の思いや出産を振り返って思うことなど、ソフロロジー式出産の感想をお聞かせください。
全体的に落ち着いて出産できた。一度経験しているので、陣痛が永遠に続かないことがわかっていたので冷静にいられた。
陣痛の痛みに対し常に赤ちゃんの心音を聴いていることで客観的に、冷静に過ごせた。
陣痛はやはり痛かったが、「もう少しで赤ちゃんに会える」と思うと落ち着いて頑張れた。
もう無理だと弱気になることもあったが、助産師さんの「赤ちゃんもつらいのよ」という言葉が心に響き、呼吸に集中し、赤ちゃんを優先する気持ちで乗り切れた。赤ちゃんと一緒になって頑張れた。また、弱音を全てぶつけていた夫が何も言わず受け止めてくれたことに感謝している。助産師さんと夫と自分のバランスがとても良かった。
出産を振り返って、妊娠中にこれをやっておけば良かったと思うことはありますか?
特に股関節から足にかけてのヨガやストレッチ。
後悔しないように、その時々を楽しんで過ごすこと。夫婦二人きりの時間を楽しみ、赤ちゃんとの新生活のイメージや喜びのイメージを持つよう努めると良いと思う。
出産へのサポート

お食事
フレンチシェフ監修によるお食事へとリニューアルしました!
和・洋・中織り交ぜたメニューで、おやつやお祝い膳もさらにグレードアップしております。
どうぞお楽しみに!
プレゼント
当院では、ご出産の記念に中川医院オリジナル
- へその緒入れ
- アメニティセット
- オリジナルフォトアルバム
をプレゼントしています。
へその緒入れ
当クリニック特製のお箱にお入れしお渡しいたします。
アメニティセット
入院中に必要なセットをスパバッグにおまとめしてプレゼントしています!
- ハブラシセット
- コップ
- ヘアブラシ
- ボディタオル
- スリッパ
里帰り出産
なかがわレディースクリニックの里帰り出産
なかがわレディースクリニックでは、里帰り出産を随時受け入れております。安心・安全な出産をサポートするため、里帰り出産に関するご相談を随時承っております。
妊娠中の不安や疑問、里帰り出産に関するお問い合わせはお気軽にご相談ください。
分娩予定日の決定後であれば分娩予約金を入金して頂くことで分娩予約を取っていただけます。分娩予約にご本人様が来院できない場合、ご家族様が代理で来院して頂くことで分娩予約が完了いたします。
当院で里帰り出産をされる場合、里帰りしていただく時期は状況により異なります。
- 妊娠経過が順調な方→34週までに通院開始
- 8ヶ月後半(30〜32週)までの経過中に切迫早産で安静指示や張り止めの薬を処方されている、または骨盤位(逆子)の方→32週までに通院開始
- 帝王切開での出産予定の方→32週までに通院開始
里帰り後の初回受診時には、母子手帳、妊婦健診受診券、健康保険証ともに現在通院中の医療機関からの紹介状をお持ちください。
当院受診時に当院での妊婦健診中に必要な検査でされていない検査があれば、追加で行います。
妊娠経過に何らかの問題が生じると、大きな病院への転院が必要になることがあります。
お住いの自治体から発行されている妊婦健診票は当院ではお使いいただけませんので、全額自費となります(保険適応になる分は除く)。後日ご本人様で受診料償還の手続きを行ってください。
また自治体が提供する産前産後の支援サービスは、里帰り出産の場合は対象外となり、利用できるものが限られているところもあります。連携医院の場所や支援サービスの内容は事前にしっかりと確認しておきましょう。
和痛分娩
当院で行っている和痛分娩(陣痛緩和法)について
当院は自然分娩を基本とし、出来る限り自然かつ安全に、そして最後はご自身の力で赤ちゃんを出産して頂けるよう管理をしています。
しかし分娩の開始から赤ちゃんが娩出されるまでにかかる時間は人それそれです。分娩経験の有無、妊婦さんの体格や年齢、体重増加の程度、赤ちゃん自身の大きさなど、いろいろな条件が皆違うため誰一人として同じ経過は辿りません。
特に子宮口が全開大するまでの時間は、人によっては一番痛みや苦痛感が強い時期です。陣痛や分娩時の痛みの感じ方は人それぞれですが、痛い事には変わりありません。
陣痛が痛かったという記憶は時間の経過とともに実際の痛みの強さなどは忘れていくことが多く、2人目以降の出産時に陣痛が来て初めて思い出すという方も実際多いです。
痛い思いや大変な思いをして出産に臨んだ経験は、時間の経過とともによい思い出となっていきますが『痛い思いをして産んでこそお産』という事ではありません。そこで当院では最後の赤ちゃんの娩出時の力に出来る限り影響せずに、痛みが強い時期を乗り越えられるための方法として、希望される方に薬剤による陣痛の緩和を行っています。
現在無痛分娩といわれるものは、背中にチューブを挿入し、そこから陣痛に関係する神経に薬剤を効かせることで、痛みの除去を行う方法(硬膜外麻酔法)がとられていることが多いです。
当院でも帝王切開術の方には術後疼痛の軽減目的にこの方法を行っています。
この方法は陣痛の痛みを抑制するのに非常に優れた方法ですが、本来医学的に必要のない医療行為をあえて行うことになるため、デメリットとして吸引分娩の割合が増えたり、痛みを感じにくくなることで危険の発見が遅れる可能性があったり、低い確率ではあるものの、命に係わるような危険および合併症が発生してしまうこともあります。
そこで当院ではより合併症の確率の少ない方法として、無痛分娩に適応のある薬剤(注射薬)と、その他の薬剤や吸入麻酔薬を併用する方法で陣痛の緩和する方法を行っています。
薬剤を使用するのは子宮口が全開大するあたりまでで、陣痛時に痛みを感じる方がいきみやすいため、最後は陣痛の痛みを力にご自身で赤ちゃんを産み出していただきます。
この方法はあくまでも痛みの緩和を図る方法ですので痛みが全くない状態にはならず、また痛みの緩和効果には個人差や薬剤の安全使用量の限度もあるため、ご自身が期待するような効果が得られない場合もあります。
しかしながら実際にされた方を見る限りでは、十分な鎮痛効果が得られた方や、最大時の痛みから分娩を乗り切れる程度に痛みが軽減している方が多い印象です。特に痛みでパニックに陥りやすく、呼吸が不安定になりやすい方には有効と思われます。
また無痛分娩には興味があるけれど少し怖いと思っている方には、陣痛を和らげる緩い方法として気軽にしていただけます。分娩進行の途中からでも開始することが出来ます。
陣痛の緩和(和痛分娩)は保険適応外のため自費料金がかかります。ご検討中や希望される方は10か月以降の妊婦健診時、または入院後に医師また助産師にご相談、お申し出ください。