妊娠初期(4〜15週)
健康と美容
妊娠中にアルコールを飲みたくなったときの対処法と気をつける食品とは
妊娠中にアルコールを飲むと、胎児に悪影響があると知っている方は多いでしょう。けれど今までアルコールを飲んでいた方が妊娠すると、飲みたくなってしまうこともありますね。この記事では、アルコールが胎児に与える影響と飲みたくなったときの対処法を書いていきます。妊娠中どうしても飲みたくなったときに、試してみてくださいね。
アルコールが胎児に与える影響

妊娠中にアルコールを飲むのを控えた方がいいのはなぜでしょう?アルコールを飲むと胎児にどんな影響があるのかお伝えしていきます。
胎児性アルコール中毒になる可能性がある
妊娠中にアルコールを飲むと低体重や先天性の異常が出るという研究結果が出ています。「胎児生アルコール症候群」と呼ばれ特徴的な顔の奇形や、脳の障害が現れるのが特徴です。この量まで飲んでも大丈夫という基準はわかっていないため、妊娠中はアルコールを控えましょう。
授乳中にも控えた方が良い
出産後開放感からお酒を飲みたくなるときもありますね。けれど授乳をしている場合、母乳を通して赤ちゃんの体内にアルコール成分が入ってしまいます。授乳中もアルコールは控えましょう。
いつからお酒を控えるべきか

赤ちゃんを迎えるためにいつからお酒を控えた方がいいのでしょうか。
妊活を始めたら
アルコールを控えるのは、妊活を始めてからがいいでしょう。妊活を始めると、食べ物や生活スタイルを気にかけるようになりますね。アルコールも意識して飲まないようにしましょう。
妊娠初期は体の変化に気づきにくいものです。赤ちゃんがお腹にいるのに気がつかず、アルコールを飲んでしまうことのないようにしたいですね。
妊娠に気づいてから
妊娠に気がつかずアルコールを飲んでしまった方もいると思います。様々な情報をみると胎児への影響が気になり、憂鬱になってしまう方もいるでしょう。けれど飲んでしまったものは、仕方がないので気に病んでストレスをためないのも大事ですよ。妊娠に気づいてからアルコールは飲まないようにしてくださいね。
こんな食品にも注意が必要
アルコールといえば、ビールや酎ハイを思い浮かべるでしょう。けれどそれ以外に何気なく食べているものにもアルコールが含まれています。下記のものを食べるときは注意しましょう。
漬物
粕漬けはお酒を作る工程で出る酒粕を使い作られています。酒粕にはアルコールが含まれているため、粕漬けには微量にアルコールが含まれるのです。妊娠中は控えた方がいいですね。
お菓子、飲み物
洋酒を使ったチョコレートや、ドライフルーツを洋酒に漬け込んでケーキに使っている場合もあります。アルコールを使うと風味がよくなるため、香りづけに使っている場合がありますよ。お菓子類はさまざまな材料を使っているため、食べているときに気づかない場合があるでしょう。成分表示を見てアルコールが入っていないか確認するといいですよ。
お酒が好きな方が妊娠したら
妊娠中はアルコールを飲まないほうがいい。我慢しなければと思うと、余計に飲みたくなってしまいますね。目に入らないように、下記のことに気をつけてみましょう。
売り場や広告に近づかないようにする
アルコール好きな方は、買い物のときに「新商品が出ていないかしら」とついアルコール売り場に行ってはいませんか?飲まないと決めたら売り場には立ち寄らないようにしましょう。
またテレビ広告にも注意が必要です。特にゴールデンタイムと呼ばれる20時以降は、アルコールを気持ちよさそうに飲むCMが多いですね。テレビを見ない時間は電源を切り、不要にCMを見ない工夫をしましょう。
まわりの協力も必要
今までアルコールを飲んでいた方が飲まないようにするには、まわりの協力も必要です。パートナーや家族にアルコールが胎児に与える影響を知ってもらい、妊婦さんが飲みたくならないよう気遣いを持って欲しいものですね。
お酒を飲みたくなった時の対処法

今までアルコールを飲んでいた方が急に止めるのは、かえってストレスをためてしまう場合もありますね。ここでは飲みたくなったときの対処法をお伝えします。
ノンアルコール飲料を飲む
スーパーや量販店に行くとノンアルコール飲料が販売されています。ビール系、酎ハイ系など種類も豊富で色々な味が出ていますよ。気軽にお酒を飲んでいる気分になれるので、妊娠中のみならず運転前の方や健康を気にする方も飲んでいます。あなた好みの味がきっと見つかるので試してみてくださいね。
グラスを工夫してみる
いつものグラスを、ワイングラスや水割り用のグラスにするのもおすすめです。お気に入りの雑貨店やインテリアショップで探してみてください。おしゃれなグラスにノンアルコール飲料を入れると、まるでお酒を飲んでいる気分を味わえますよ。
少し高級なジュースを試してみる
果汁100%のジュースの中には無添加、無着色、製法にこだわったジュースがあります。今までアルコールにかけていた費用で、少し高級なジュースを試してみるのはいかがでしょう。産地直送でお取り寄せをしてみるのもいいですね。農家さんや小売店の応援にもなりますよ。
妊娠中はアルコールを控えよう
妊娠中は体への心配はつきないものですね。ストレス解消にアルコールを飲んでいる方が妊娠しお酒を飲めなくなるとストレスが溜まってしまうと考えるかもしれません。
けれどアルコール以外にもストレス発散方法はたくさんありますよ。あなたに合うストレス解消法を見つけ、アルコールは控えて母子ともに健やかに出産されることを願っています。