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2023.7.20

妊娠初期(4〜15週)

マタニティライフの過ごし方

妊娠中に歯医者に行っても大丈夫?気になるあれこれにお答えします!

妊娠中は普段気にならなかった事が、とっても気になりますよね?
今回は妊娠中の歯科医の受診についてお答えしていきます。

本当はこわい!虫歯による妊婦への影響

妊娠中は虫歯や歯周病になりやすいと言われています。
最近の研究では歯周病がある妊婦さんは妊娠37週未満で出産してしまう早産や、新生児の体重が2500gに満たない低体重児出産のリスクが2〜4倍になることもわかってきました。

アメリカの研究によれば、歯周病の方が飲酒や喫煙によって起こる同様のリスクよりも危険性が高いことがわかったとされています。

妊娠中はなぜ口内状態が悪化するの?

妊娠すると体に様々な変化が起こりますよね。口腔内の変化もその一つです。

女性ホルモンの変化

妊娠すると女性ホルモンの増加によって歯周病菌の動きが活発になります。また、体内の免疫力低下や唾液の分泌の減少によって口内環境が悪化し虫歯や歯周病になりやすくなります。

つわりによる影響

つわりがひどい妊婦さんは吐き気で丁寧な歯磨きが困難になる場合もあります。食べづわりのために食事の時間や回数が増えるなど、歯が虫歯菌から影響を受ける時間が長くなることも考えられます。

妊婦さんのための歯科検診ってご存知ですか?

通常妊娠の経過を検査するのは産婦人科ですが、歯医者さんで受ける妊婦歯科検診があります。

基本的な内容は虫歯や歯周病の有無ですが、セルフケアのアドバイスや、産前産後の歯の問題など気になることは何でも相談しましょう。

妊婦歯科検診の内容や費用については様々ですが、お住まいの地域によって無料で受けることができたり費用の一部を負担してくれたりします。一度確認してみましょう。

歯科治療を行う時期はいつがいい?

基本的にはいつでも可能ですが、つわりが落ち着いて体調が安定してきた妊娠中期が望ましいとされています。

お腹が大きくなる妊娠後期では、長時間仰向けで座って治療を受けるのが辛くなってくるので中期までに済ませるのが理想的でしょう。

痛みがある、腫れているなどの緊急性のある場合は、時期を問わず歯科医院へ相談しましょう。

歯や口の中の健康を守って元気な赤ちゃんを迎えましょう!

このように妊娠中であっても、適切な時期と体調に気をつければ歯科治療は可能です。
元気な赤ちゃんを迎えるためにも、口腔内の健康はとても重要だということがお分かりいただけたかと思います。

妊娠中の方はもちろん、今妊娠を希望している方も定期的な歯科治療を受けて赤ちゃんにとっても良い環境を整えたいですね♪

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