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2024.7.4

妊娠初期(4〜15週)

健康と美容

妊婦さんの感染症対策 

 
妊娠中は、妊娠前と比べて免疫力が低下することをご存知ですか? 
妊娠から出産までの期間は約10ヶ月。長い期間の中で、風邪をひいたり体調を崩したりする可能性は誰にでもあります。 

ただ、中には妊婦さんが気をつけたい感染症も。また、小さいお子様がいる方は体調を崩してしまうと一緒に病院へ行くにも一苦労… 
できることなら感染症に負けず、健康に妊娠期間を過ごして行きたいものですよね♪ 
そこで今回は、特に気をつけたい季節の感染症対策についてご紹介します! 

季節の感染症対策は? 

感染症の中には、ただの風邪で終わるものから、感染力が高く季節によっては大流行してしまうもの、食事から感染しやすいものなど様々あります。一般的な感染症でも、妊婦さんにとっては重症化するリスクがある感染症もあり、感染症の種類によっては注意が必要です。  

そこで、ここでは注意が必要な感染症についての特徴や対策をご紹介していきます♪

①インフルエンザ 

風邪と同じような症状が特徴のインフルエンザは、毎年11月頃から2月頃に流行します。インフルエンザは、通常1週間程度で自然に治癒するといわれていますが、妊婦さんや持病のある方、高齢者の方の中には肺炎を発症して重症化してしまう場合も…。 
38℃以上の高熱が続くようなら、早めの受診がおすすめです。 
 
また、インフルエンザには事前の予防接種が効果的。 
インフルエンザワクチンは重症化を防ぎ、感染リスクを減らすことにもつながります。妊婦さん本人はもちろん、一緒に住むご家族の方も接種しておくと安心です♪ 

②感染性胃腸炎(ノロウィルス) 

牡蠣などの二枚貝を食べるときに加熱処理が不十分だった場合や、ノロウィルスに感染したヒトと接触した場合に感染することがあります。 
潜伏期間は24〜48時間で、嘔吐や腹痛、下痢などの症状がでます。 
2日程度で軽快するといわれていますが、感染初日は激しい症状に悩まされることがあり、脱水症状に注意が必要です。 

吐き気が落ち着いたら、経口補水液などで水分補給をしましょう。食事や水分も摂れない場合は早めに受診をして点滴をしてもらうと安心です。 
感染しても胎児への影響はないとされていますが、手洗いやうがい、マスクでの感染予防をしていきましょう。 

予防接種と基本的な感染対策をしっかりと 

妊娠中は、自分の体調管理やお腹の赤ちゃんの健康など気になることがたくさんありますが、予防接種や基本的な感染対策をしっかりしているのであれば気にしすぎる必要はありません。赤ちゃんとの大切な時間をリラックスした気持ちでお過ごしくださいね♪ 
ご参考になれば幸いです。 

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