妊娠初期(4〜15週)
健康と美容
意外に知らない!妊娠中に控えた方がいい食べ物とは
妊娠すると赤ちゃんが大きくなるために、母体に多くの栄養が必要になりますね。栄養を取ろうと、たくさん食べなければと思う妊婦さんも多いでしょう。けれど妊娠中に控えた方がいい食べ物があるのを知っていますか?この記事では妊娠中に控えた方がいい食べ物をお伝えします。
なぜ妊娠中は食べ物の制限があるの?
妊娠中は胎児が大きくなるために、いつも以上に栄養が必要になりますね。色々なものから栄養をとるとよさそうと思いますが、妊婦が控えた方がいい食べ物はあるのでしょうか。
免疫力が弱くなる
妊娠中はいつもより免疫力が下がる方が多いです。しっかり加熱していないものや、なまものを食べて下痢をすると早産や流産の懸念があります。妊娠中はいつもと体の状態が違うことを頭に入れておきましょう。
胎児に与える影響への懸念
妊娠中に食べたものは、へその緒を通じて赤ちゃんの体や神経などを形成する素となります。あなたが食べたもので、赤ちゃんが大きくなっていくのです。妊娠に気づいてからでもいいので、バランスの良い食事を心がけたいですね。
厚生労働省の妊産婦の食事バランスガイドを参考にするといいでしょう。
https://www.mhlw.go.jp/houdou/2006/02/dl/h0201-3b02.pdf
妊娠中に控えた方がいい食べ物
妊娠中に控えた方がいいと言われている代表的なものは下記になります。
なまもの
生卵、生魚、ユッケ、レバーなど加熱していないものは、サルモネラ菌に汚染されている可能性があります。妊娠中はできるだけ控えた方がいいでしょう。妊娠中に食べるものは、しっかり火を通してからがいいですよ。
アルコール
妊娠中にアルコールを飲むと胎児に影響があり、奇形や低体重で生まれてくる原因になるといわれています。アルコールは、チョコレートや漬物などにも含まれていることがあります。気になるときは、成分表をみるといいですよ。
カフェイン飲料
カフェインは流産や死産を引き起こす可能性があるという研究結果があります。コーヒー、紅茶、緑茶は妊娠中はなるべく控えましょう。今はデカフェと呼ばれるカフェインレス飲料も多く販売されています。お気に入りのデカフェを見つけるのもいいですね。
体に良さそうでも控えた方がいい
意外に知らない妊娠中に食べてはいけない食べ物をご紹介します。
魚
魚にはDHA、EPAなどが含まれ肉に比べるとカロリーも少なく、ヘルシーな印象がありますね。けれど魚は食物連鎖によって水銀が多く含まれているものがあります。マカジキ、ミナミマグロなど水銀量を多く含む魚があるので、厚生労働省のパンフレットで確認してくださいね。
https://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/iyaku/syoku-anzen/suigin/dl/100601-1.pdf
昆布
海藻類は0カロリーなので、体重を増やしたくない妊婦さんは食べようと考える人もいるかもしれません。けれど海藻の中でも昆布に含まれるヨウ素は、たくさん食べると甲状腺機能に影響があるといわれています。妊娠中は昆布は控えた方がいいでしょう。だしをとるときも、鰹、いりこ、しいたけでとるといいですよ。
カモミールティー、ハトムギ茶
カフェインレスのハーブティーは安心して飲めそうなイメージがありますね。けれどカモミールティーとハトムギには子宮収縮作用があります。1、2杯程度であれば問題はないですが大量に飲むのは控えましょう。
ナチュラルチーズ
非加熱のチーズはリステリア感染症を引き起こす可能性があります。牧場や直売所などで販売している非加熱のチーズは、食べるのを控えましょう。ただしスーパーで売っている加熱しているプロセスチーズは安全です。
栄養ドリンク
栄養を取ろうと栄養ドリンクを飲む方もいるでしょう。栄養ドリンクにはカフェインを含んでいるものがあります。飲むときはカフェインが含まれていないか、確認してくださいね。また栄養ドリンクには添加物が多く含まれています。添加物が胎児に与える影響は確認されていませんが、なるべく控えた方がいいでしょう。
妊娠中は表示をよく見て購入しよう
何を食べてはいけないのかについては、色々な情報もありどれを信じていいのか分からないこともあるでしょう。判断に迷うときは、食品成分表をみるのもおすすめです。
ネットの情報に惑わされないように、厚生労働省や医師が監修している情報を取り入れるようにしてくださいね。気になるときは健診のときに医師や助産師に相談してください。
妊娠中はいつもより神経が過敏になりますね。あれもこれも気になると思いますが、ストレスをためないのが一番です。心も体もゆったりと過ごし、出産に備えてくださいね。