妊娠初期(4〜15週)
健康と美容
暑い夏場は脱水症状に要注意!妊娠中でも安心して飲めるおすすめの飲み物3選
毎日厳しい暑さが続いていますが、妊娠中でも欠かせないのが毎日の水分補給です。
「妊娠中って何を飲めばいいんだろう?」
「つわりがひどくて食欲がわかない」
「お腹の中の赤ちゃんに、悪影響を与えないように気をつけたいな」
あなたも、このように悩んだことはありませんか?

この記事では、妊娠初期、中期、後期でも安心して飲める飲み物を3つご紹介します。
自分に合った飲み物を選んで、暑い夏を乗り切りましょう。
妊娠中でも安心して飲める3つの飲み物
子宮の中の羊水の質は、妊婦さんが飲んでいる水分によって変わります。
妊婦さんが体によくない水分補給をしていると、羊水が汚れてしまい、お腹の中の赤ちゃんにも大きな影響がでてしまいます。
妊娠中は体に優しい、良質な水分補給が大切です。
妊娠中におすすめの飲み物3つとその理由について解説します。
水
お水は糖分やカフェインなど余分な成分が入っていないので、妊娠中でも安心して飲める飲み物のひとつです。
冷たい水は体を冷やしてしまう可能性が高いので、常温の水を飲みましょう。
また、カルシウムやマグネシウムが含まれている硬水は、腎臓に負担がかかってしまいます。
お腹の中の赤ちゃんのために、安全な軟水を選びましょう。
麦茶
カフェインが含まれていないお茶なので、妊娠中でも飲めます。
カリウムをはじめとするミネラルが含まれており、すっきりとした味わいでつわりのときでも飲みやすいです。
妊娠中はホルモンバランスの変化、体型の変化、精神的なストレスなどにより、体内に酸化ストレス反応を引き起こしやすいといわれています。
麦茶は体内の活性酸素を除去させる働きがあり、抗酸化作用がある優れた飲み物です。
炭酸水
炭酸水には甘味料や香料などがついている炭酸飲料と、炭酸ガスと水だけの何も入っていない無糖の2種類のタイプがあります。
糖分がたくさん含まれている炭酸飲料は、飲みすぎると余分な糖質を摂取し過ぎてしまうので、なるべく無糖の炭酸水を選びましょう。
口の中をさっぱりとさせてくれるレモンをいれると、つわり中でも比較的飲みやすいです。
炭酸は胃腸に刺激を与え、内臓機能を活発にしてくれます。便秘で悩んでいるときに飲んでみることをおすすめします。
水は1日にどれくらい飲めばいいの
厚生労働省によると、成人が1日に必要な水の量は2.5リットルといわれています。
日頃からこまめな水分補給をすることが大切です。
朝起きたときや寝る前に、コップ1杯の水を飲む習慣を身につけましょう。
妊娠中は、1日1.5~2リットルくらいの水分補給がおすすめです。

妊娠中に水分補給が必要な理由
妊娠中は水分補給をしましょうといわれていますが、その理由をご存じでしょうか。
妊娠中に水分補給が必要な理由は、大きく2つあります。
<h3>赤ちゃんに血液を送るため</h3>
妊娠中はお腹の中の赤ちゃんにも、血液を通して酸素や栄養を届ける必要があります。
人間の身体にはたくさんの水分が含まれており、血液も水分の中のひとつです。
ママが脱水症状になると、お腹の中の赤ちゃんに十分な血液が行き渡らなくなってしまいます。
そのため、何回かに分けて、少しずつ水分を摂取するようにしましょう。
水分不足になりやすいため
妊娠中は基礎代謝量が増えることによって、体温が高くなり、よく汗をかくようになります。
汗をかくと、体に必要な水分が体外に放出され、水分不足になりやすくなってしまいます。
特に、汗をかきやすい夏場は水分補給をおこたると、脱水症状が起こります。
それが原因で熱中症になりやすくなり、体調を崩してしまうのです。
熱中症や脱水症状を防ぐためにも、こまめな水分補給を心がけましょう。

妊娠中の体をあたたかくしてくれる飲み物
暑い日は、ついつい冷たい飲み物ばかり飲んでしまいますよね。
ですが、冷たい飲み物ばかり飲んでいると体が冷えてしまい、体調不良の原因となってしまいます。
それを防ぐためには体をあたためる必要があります。
冷たい飲み物だけではなく、あたたかい飲み物も飲んで体をあたためましょう。
たんぽぽ茶
たんぽぽの根から作られた飲み物で、苦みのあるコーヒーのような風味が特徴です。
便秘改善の効果があり、ノンカフェインなので安心して飲めます。
腸の環境改善やむくみ解消に役立つ、ミネラル、ビタミン、食物繊維などの成分が入っており、妊婦さんに優しい飲み物です。
白湯(さゆ)
白湯は、水を沸騰させてから飲める温度まで冷ましたものです。
温かい白湯を摂取することで内臓を温め、血液循環を良くする作用があり、冷えの改善につながります。
少し味に変化を加えたいときは、しょうがやはちみつ、レモン汁を加えると飲みやすくなって飽きずに続けられます。
血行が良くなり、肩こりや筋肉の働きを改善する効果があるので、妊婦さんにぴったりのお手軽な飲み物です。
<h3>牛乳</h3>
カルシウムはお腹の中の赤ちゃんの骨や歯を作るために、欠かせない栄養素のひとつです。
妊娠中はコップ1杯の牛乳を毎日飲むことをおすすめします。
アレルギーをお持ちの方や、妊娠中の食物アレルゲン除去による予防について知りたい方は、厚生労働省の資料をご確認ください。
厚生労働省:食事アレルギーについて 妊娠・授乳中の母親の食物アレルゲン除去による予防(91ページ目)
適度な水分補給で、脱水症状を防ぎましょう
水分不足は、さまざまな体調のトラブルを引き起こす原因となってしまいます。
妊娠中は体調の変化に気をつけながら、自分にあった飲み物を選んでみてください。
お腹の中の赤ちゃんを守るために、正しい水分補給を心がけていきましょう。