妊娠初期(4〜15週)
マタニティライフの過ごし方
知っておきたい!赤ちゃんにまつわる産前産後のお祝い行事について!
妊娠おめでとうございます!初めて妊娠された方はこれから赤ちゃんにまつわる行事が沢山あることに驚くかもしれません。
必ずしも行わなければいけない行事ばかりではありませんが、赤ちゃんを迎えるにあたって良い思い出作りにもなりますし、ご家族・ご友人で集まるきっかけにもなりますよ。
ゆっくりと準備ができるこの期間に、どのような行事をどのように行うのか知っておくといいでしょう。
妊娠中から1歳の誕生日まで「産前・産後のお祝い行事」
- 妊娠5ヶ月「帯祝い」「腹帯」
- 妊娠7~8ヶ月 「ベビーシャワー」
- 生後7日目 「命名のお祝い」「お七夜」
- 生後1ヶ月 「お宮参り」
- 生後100日 「お食い初め」
- 生後6ヶ月 「ハーフバースデー」
- 3月3日/5月5日 「初節句」
- 生後1年 「 初誕生日」
妊娠5ヶ月帯祝い(腹帯)
帯祝いとはお産が軽い犬にあやかり、赤ちゃんが無事に生まれてくることを祈願する行事です。
妊娠5ヶ月目の最初の戌の日に神社などで腹帯を巻いて祈願します。
伝統的に使われる「岩田帯」とはいわゆる「さらし」のことで、神社やお寺に安産祈願に行くとこの岩田帯を授与されることも多いです。最近では、伸縮性のある素材で出来た腹帯やマタニティガードル、ベルト型の腹帯など様々なタイプがあります。大きくなってきたお腹を支えることで妊婦の腰の負担軽減やお腹の冷え防止に役立つので自分に合った腹帯を選ぶと良いでしょう。
妊娠7~8ヶ月 ベビーシャワー
べビーシャワーとは家族や親戚、友人や仕事仲間などが集まって安産を祈願するアメリカ発祥のパーティーです。ベビーシャワーの「シャワー」は、「雨のように降り注ぐ」という意味が由来になっています。出産を控えた妊婦さんに、「お祝いの気持ち」と「実用的なプレゼント」を沢山降り注ぐという意味合いが込められた華やかなパーティーです。
最近では芸能人がSNSでベビーシャワーの様子を投稿するなど有名になりましたね。SNSで可愛い装飾や楽しい様子が見られるようになり憧れるママも多いのではないでしょうか?
生後7日目 命名のお祝(お七夜)
「お七夜」とは、生まれた日の翌日を1日目として7日目に行うお祝いです。
無事に7日を迎えられたことに感謝し、すこやかな成長を祈願する行事で「命名式」、「名づけ祝い」と呼ばれることもあります。 生まれた子どもに名前をつけ、“社会の一員”として仲間入りしたことを認めてもらう儀式でもあります。
ただし、産後7日といえば赤ちゃんもママの体調もまだまだ万全でないこともあります。
赤ちゃんとママの回復を待って行ったり、負担にならない程度のささやかなお祝いで済ませることも増えてきました。昔ながらのやり方にこだわらず、お七夜を迎えられた事へ感謝しましょう。
生後1ヶ月 お宮参り
お宮参りは、赤ちゃんの誕生を祝う、生まれてはじめての大きな行事です。
初宮参り(はつみやまいり)、初宮詣(はつみやもうで)、宮参り(みやまいり)とも言います。
お宮参りとはその土地の氏神様に赤ちゃんが無事生まれたご報告と、今後の健やかな成長とご加護をお祈りする、古来から伝わる伝統行事です。生後1ヶ月の良き日を選んで神社にお参りをしましょう。
「せっかくなら有名な神社で…」と考える方もいるかもしれませんが、本来生まれた土地の神様へのご挨拶が目的なので、ぜひ近くの氏神様へ報告に伺いましょう。
生後100日 お食い初め
お食い初めとは「一生食べ物に困ることなく健やかに成長するように」という願いを込めて、お祝いの料理を赤ちゃんに食べさせる真似をする儀式です。
地域によって「百日(ももか)祝い」「100日祝い」「食べ初め」「歯固め」など、さまざまな名前で呼ばれています。お食い初めの歴史の始まりは平安時代にまでさかのぼります。日本の伝統的なお祝い事として、大切に受け継がれてきた行事であることがわかりますね。
儀式のやり方は、呼び方に地域差があるのと同じように、地域や家庭によってさまざまです。また最近では形式や伝統にこだわらず、各家庭や地域のスタイルに合わせたやり方でお祝いするケースも増えています。
生後6ヶ月ハーフバースデー
ハーフバースデーとは生後6ヶ月にあたる日にお祝いをする行事で、近年SNSなどで目にすることも多くなりました。もともとは欧米の風習に由来するイベントで、長期休暇中に友達から誕生日を祝ってもらえない子どものために取り入れられた習慣です。
日本のいわゆるハーフバースデーは、目まぐるしく成長する赤ちゃんの健康を祝い、記録するという意味合いがあります。記念に写真館で撮影をしたり、離乳食が始まる時期でもあるのでいつもより少し離乳食を工夫してお祝いする人も多いようです。
子育てを頑張ってきた半年を振り返りながら、赤ちゃんの成長を改めて感じる日にしたいですね。
3月3日/5月5日 初節句
生まれて初めてのお節句は「初節句」と呼ばれる一生思い出に残る大切な行事です。
女の子は「3月3日桃の節句」、男の子は「5月5日端午の節句」に家族や親戚を招いて盛大にお祝いする家庭もあるのではないでしょうか。
0歳~1歳までに迎える初節句は特別な意味合いがあり、子どもの健やかな成長を願いながら厄除けとともにお祝いを行います。
早生まれの赤ちゃんの場合、ママと赤ちゃんの体調を優先して翌年に行うこともあります。初宮参りをしているかどうかが基準になる場合が多いようですが、無理のない日取りを選びましょう。
女の子3月3日 ひな祭り・桃の節句
お雛様と桃の花を飾って健やかな成長をお祝いする行事です。
この時期に開花する桃には邪気を払う力があるとされていることから広く知られるようになりました。
初節句の場合、雛人形と一緒に着物と被布が贈られることがあります。
もともとは、生命力の象徴であり魔除になると考えられていた赤い色の被布を着せるのが慣わしでしたが、最近は可愛らしい袴ロンパースや気軽に着せることのできる衣装も手軽に入手できるようになってきました。
男の子5月5日 こどもの日・端午の節句
鯉のぼりや兜を飾って健やかな成長を祝う行事です。
端午の節句といわれますが、「菖蒲の節句」や「あやめの節句」とも呼ばれることもあります。
健やかな成長を祈願する日となり、江戸時代には祝日になったことも手伝って広くお祝いされるようになりました。
もともとは、菖蒲によって邪気を払う風習が中国から日本に伝わり、武運を祈る「尚武」という言葉とつながることで、男の子の成長を祝う日として定着したという説があります。
最初は室町時代のころ武士階級に広がり、江戸時代には武士以外の人々にも浸透していった伝統的な節句です。
生後1年 初誕生日
初めての誕生日を「初誕生日」(はつたんじょうび)と呼び、赤ちゃんの無病息災を願います。
祝い餅(一升餅)を赤ちゃんに背負わせたり、踏ませたり地域によって様々です。
一升餅には「一升」と「一生」がかかっていて
・一生食べ物に困りませんように
・一生健やかでありますように
・一生円満で過ごせますように
といった願いが込められています。
一升餅の他にも「選び取り」という儀式があります。
選び取りとは、いくつかのアイテムを並べて、一番最初に選んだアイテムによって赤ちゃんが将来どんな人になるかを占う儀式です。
選び取りをした後に、家族や親戚で赤ちゃんの将来に思いをはせる幸せな時間にしてくださいね。
赤ちゃんとの時間を有意義に過ごしましょう!
どうでしたか?妊娠・出産をするとこれまで知らなかった行事の存在に驚かされますね。
どの行事も必ずしも行わなければならない行事ばかりではありませんし、大切なのは赤ちゃんを想う気持ちです。各家庭のスタイルで赤ちゃんの健やかな成長を見守っていきたいですね。