妊娠中期(16〜27週)
妊娠・出産の基礎知識
胎動はいつから始まる?赤ちゃんの様子も解説します
赤ちゃんの存在を身近に感じることができる胎動。
初めての妊娠のママも、上のお子さんがいるママも、「早く始まらないかな〜!」とワクワクしてしまいますよね!
今回は、ママが胎動を感じ始める時期や、実際の赤ちゃんの動きについて解説いたします。
胎動とは?
胎動とは、ママのおなかの中で赤ちゃんが動くことです。
実は、胎動は妊娠7週頃から始まっています!
まだ体が小さく力も弱いので、ママが胎動を感じることはありませんが、手足をもぞもぞと動かしたり指しゃぶりをしたりしているんですよ。
胎動を感じるのは妊娠中期から
実際にママが胎動を感じ始めるのは、妊娠18週頃から20週前後です。
この頃の赤ちゃんは子宮の壁まで手足が届くほどの大きさに成長し、羊水の中を自由に動き回るようになります。
骨格がしっかりし始め、筋肉もつき始めるので手足のしっかりとした曲げ伸ばしができるようになっています。
胎動の感じ方は人それぞれ違いますが、
「腸が動いているような感じがする」
「おなかの中がポコッとなった!」
と思ったら、それは胎動かもしれませんよ。
なお、胎動を感じ始める時期には個人差があります。
例えば、皮下脂肪が少ないママは胎動を感じやすい傾向にありますが、仕事や上の子のお世話が忙しいママは、おなかに意識を向ける時間が少ないため胎動を感じにくいようです。
なかなか胎動を感じられなくても、妊婦健診で赤ちゃんの元気な姿が確認できているのであれば安心してくださいね。
リラックスして待ちましょう。
赤ちゃんはどんな動きをしている?
手足の曲げ伸ばし
ママが「蹴った!」と感じるとき、赤ちゃんは腕をぐーんと伸ばしたり、膝を曲げて身体を縮めたりしています。
赤ちゃんがおなかを蹴ってきたら、「キック」と声をかけながら蹴った部分をトンと叩いてみましょう。
これは「キックゲーム」という赤ちゃんとのコミュニケーション方法です。
繰り返していくうちに、ママがおなかを叩くと赤ちゃんが蹴り返してくれるようになることがあります。
手のひらの開閉
手のひらをグー、パーと開いたり閉じたりする動きです。
妊娠初期や中期では胎動として感じることはありませんが、妊娠後期に入ると、おなかの外から赤ちゃんの手足のかたちを感じるママもいますよ。
身体の回旋・回転
赤ちゃんがグニュグニュと動いているとき、赤ちゃんは身体を上下にぐるりと回転させたり、ごろんと向きを変えて回旋したりしています。
妊娠後期に入ると子宮のスペースが狭くなるので、赤ちゃんの上下の回転は減り、左右に回る回旋が多くなります。
しゃっくり様運動
ビクッ、ビクッと一定の間隔で動いているとき、赤ちゃんはしゃっくりのような動きをして呼吸の練習をしています。
30分以上続くこともありますが、赤ちゃんが苦しんでいるわけではないので安心してくださいね。
胎動を感じて赤ちゃんとの絆を深めましょう
胎動を感じたとき「今、こんなふうに動いているんだね!」と想像すると、ますます赤ちゃんが愛おしくなってきますよね。
ぜひ、パパやお兄ちゃん・お姉ちゃんにも胎動を感じてもらい、新しい家族との絆を深めてもらいましょう。
「おはよう」とか「今日も元気だね」と声をかけてみると、赤ちゃんがポコン!と動いて反応してくれることがあるので楽しいですよ。
赤ちゃんの存在をもっと近くに感じながら、幸せなマタニティライフを過ごしましょう。