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2022.9.1

妊娠初期(4〜15週)

マタニティライフの過ごし方

妊娠中の腰痛の原因は?痛みを和らげるコツ

妊娠中は腰に痛みやダルさが起きてしまいます。
「お腹の⾚ちゃんの重みかな…」と思う⽅もいらっしゃるかもしれませんが、ホルモンバランスも⼤きく影響しているのです。
今回は、妊娠中の腰痛の原因とともに、痛みを和らげるコツをご紹介します!

妊娠初期から腰に違和感?

妊娠すると、リラキシンというホルモンが分泌されます。
リラキシンは出産時に⾚ちゃんが通りやすくするために⾻盤が開くように作⽤します。

このホルモンが妊娠中から腰回りの関節や靭帯を緩めていくため、体を⽀える⼒が弱くなり、腰への負担が⼤きくなるのです。
「まだお腹の⾚ちゃんは⼩さいはずなのに…」と不思議に感じていたあなた。実はそれ、ホルモンの影響だったのです。
腰に違和感を覚えるかどうかは、⼈それぞれです。妊娠数週内で早めに感じる⼈もいれば、痛みのないまま出産を迎える⼈もいます。

妊娠後期は⾚ちゃんの重みと体系変化が影響

⾚ちゃんが成⻑すると体の重⼼が前⽅になるため、反り腰になってお腹が前に出る姿勢になります。そのため、腰だけでなく、背中や太腿、お尻などに痛みが出る可能性もあります。

また、「妊娠すると冷え性になりやすくなる」と聞いたことはありませんか?
これは⾻盤内の⾎管が圧迫されることで⾎⾏不良を引き起こすことで起きる冷え性です。
下半⾝が⾎⾏不良になることで、腰や⾜が冷えてしまい、腰痛につながります。

今すぐできる腰痛対策3

サポーターやベルトを活⽤

サポーターや⾻盤ベルトを活⽤することで腰を⽀える⼒が強くなるため、負担が軽くなります。
妊娠初期から出産まで使えるものや周期ごとに使えるもの、ガードルタイプやベルトタイプなど、様々なタイプがあります。⾃分に合ったものを着⽤してください。
キツく締めたり誤った巻き⽅をすると⼤変危険です。必ず担当医に相談の上、正しい巻き⽅で腰を⽀えてあげましょう。

体を温める

体を温めることで⾎⾏が良くなり、腰の痛みが軽減します。
冬場は使い捨てカイロなどを活⽤し、普段以上に腰を冷やさないように注意しましょう。

また、夏場はクーラーの影響で気づかないうちに腰を冷やしてしまう危険があります。サマーブランケットを活⽤したり、冷たい飲み物に注意したりと、⽇常⽣活から「体を温める」ことを意識してくださいね。
お⾵呂もシャワーで済ませずに、湯船に浸かってじんわり体を温めてあげましょう。

軽い運動やストレッチを⾏う

妊娠中は運動不⾜・筋⼒低下になりやすいため、適度に軽く運動をすることで防ぐことができます。軽い運動は⾎⾏促進につながり、腰の痛みが緩和されます。他にも便秘や肩こり、むくみの対策にもなるので定期的に体を動かすことをおすすめします。
腰が痛い、スッキリしない、体全体がだるい…。そんなあなたは、ウォーキングや⾃宅でできる簡単なストレッチで少し体を動かしてみましょう!
体調が悪いときや出産予定⽇が近づいているときは、決して無理をしないでください。
不安な⽅は担当医に相談の上で運動やストレッチの内容を⼀緒に考えてもらいましょう。

姿勢が悪いと痛みが増す?

腰に痛みがあるとつい猫背になったり反り腰になったりと姿勢が悪くなってしまいます。
しかし、これはさらに腰に負担をかけてしまうので要注意!背筋を伸ばしてまっすぐな姿勢を⼼がけましょう。
腰の痛みは妊婦さんにつきもの。体を⼤事に労わりながら、出産の⽇を迎えましょう!

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