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2023.2.20

妊娠初期(4〜15週)

健康と美容

春夏もお忘れなく!冷えから体を守る対策4選

3月に入ると徐々に暖かい気候になってきて、いつも着けている腹帯が暑く感じてしまう日もありますよね。
ですが、暖かい季節を迎えても妊婦さんには冷え対策が必要だということをご存知ですか?

今回は、妊娠中の冷えが招くトラブルや春夏でも体が冷えてしまう理由、そしておすすめの冷え対策4選をご紹介いたします。

冷えが招くトラブルとは?

「冷えは妊婦の大敵!」と言われるとおり、妊婦さんが体を冷やすと血液の巡りが悪くなり、次のような症状が起こりやすくなります。

  • つわり
  • むくみ
  • 倦怠感
  • 便秘
  • 肩こり、腰痛の重症化
  • 子宮の収縮
  • 微弱陣痛による分娩の長時間化

妊娠初期から出産のときまで、体を冷やさないことは妊婦さんにとって非常に大切なのです。

春夏は体温調整が難しく体が冷えやすい

春夏は体温の調整が難しい季節なので体が冷えやすくなります。
なぜ、暖かくなるのに体温調節が難しいのでしょうか?春夏それぞれの理由を解説いたします。

春は1年のうちで最も寒暖差が大きくなります。
昼間はポカポカ陽気だったのに、夜になったらグッと冷え込むこともよくありますよね。

気温の変化が激しいと、人間の体はその変化に対応しようとして自律神経が乱れやすくなります。
自律神経が乱れると体温調節がうまくできなくなり、体が冷えてしまうのです。

夏に体が冷える一番の原因はエアコンです。

エアコンが効いた室内に長時間いると、体は体温を維持するために血管を収縮させます。
血管が収縮すると血液の循環が悪くなるので、手足の先から体が冷えていきます。

また妊婦さんは、妊娠していない人に比べて汗をかきやすくなっています。
外から室内に入ったときは汗で体が冷えないように注意しましょう。

おすすめの冷え対策4選!

1.飲み物は常温で飲む

暑い季節でも、冷たい飲み物の一気飲みや飲み過ぎは内臓を冷やします。
同様の理由でアイスも食べ過ぎは禁物です。

常温のお水や麦茶をマイボトルに入れて準備しておくと、外出先でも安心です。

2.冬野菜は体を温める

冬野菜と言われる人参、ごぼう、大根、蓮根などの根菜類やジャガイモなどのイモ類は、ビタミンやミネラルが豊富で体を温める効果があります。
ミネラルは血液や筋肉を作るたんぱく質の働きを助け、ビタミンは血液の巡りを良くしてくれますよ。

冬が旬ではありますが一年中いつでも買える野菜なので、ぜひ積極的に摂取していきましょう。
煮物やスープにして食べるのがおすすめです。

3.冷え対策グッズを準備する

腹巻を着用したり、カーディガンやストールを準備したりして気温の変化に備えましょう。
気温が上がったときの暑さやムレが気になる方には、シルクなどの通気性の高い素材を使用したものがおすすめです。

また足首にある三陰交というツボは、温めておくと血行の促進に効きます。
夏場はサンダルや裸足で過ごしたくなりますが、できれば靴下やレッグウォーマーを着用しましょう。

4.適度な運動で血液循環を促進

適度な運動には自律神経の安定や血液循環の促進などの効果があります。
軽い有酸素運動でも効果はあるので、激しい運動は必要ありません。

春はお花見がてらウォーキング、夏は室内でマタニティーヨガ、というふうに、そのときの環境やご自身の気分に合わせると無理なく続けられますよ。

体調が心配な方は、運動を始める前に必ず担当の医師に相談しましょう。

産後の自分のためにも、できるところから対策を

妊娠中の冷えによる不調や分娩の長時間化は、産後の母体回復の遅れにつながることもあります。
無事に出産を終えたあとは、できるだけ元気な状態で生まれたての可愛い赤ちゃんと過ごしたいですよね。

あなたに合った方法を見つけて、冷えから体を守りましょう。

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