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2026.2.4

妊娠初期(4〜15週)

マタニティライフの過ごし方

妊婦の美容院はいつまで?妊娠初期から臨月までの注意点と安全な時期

妊娠が分かってから、美容院にいつまで行けるのか不安に感じていませんか。出産後はしばらく美容院に行けなくなるため、妊娠中に髪を整えておきたいと考える方も多いでしょう。この記事では、妊婦さんが美容院に行くのに最適な時期や注意点、ヘアカラーの安全性について解説します。

妊婦の美容院利用に最適な時期と「いつまで」の目安

妊娠中に美容院へ行くこと自体に制限はありませんが、体調や妊娠週数によって注意すべきポイントが異なります。

体調が安定する妊娠5ヶ月から7ヶ月の妊娠中期

妊娠中期にあたる妊娠16週から27週頃は、美容院に行くのに最も適した時期です。この時期は一般的に安定期と呼ばれ、つわりの症状が落ち着き、お腹もまだそれほど大きくないため、長時間の施術でも比較的負担が少なく過ごせます。

妊娠中期は流産や早産のリスクも比較的低く、体調が安定していることが多いため、カットやカラー、パーマなどの施術を受けるには理想的なタイミングです。ただし、個人差があるため、必ず体調の良い日を選んで予約を入れましょう。

美容院に行く際は、予約時に妊娠中であることと現在の週数を伝えておくことが大切です。

臨月や出産直前の利用におけるリスクと判断基準

妊娠後期、特に臨月(妊娠36週以降)の美容院利用には慎重な判断が必要です。臨月は出産が近づいている時期で、いつ陣痛が始まってもおかしくない状態です。美容院での施術中に急に陣痛が来る可能性も考えられます。

お腹が大きくなると、長時間同じ姿勢で座っていることや、シャンプー台で仰向けになることが身体的な負担となります。

どうしても臨月に美容院へ行きたい場合は、通院しているクリニックや病院の近くにある美容院を選び、体調が万全であることを確認してから行きましょう。多くの妊婦さんは、出産前最後の美容院を妊娠8ヶ月頃(妊娠28週から31週頃)までに済ませています。

妊娠時期別の注意点と体調管理

妊娠初期、中期、後期では、美容院で気をつけるべきポイントが異なります。

つわりや匂いに敏感な妊娠初期の過ごし方

妊娠初期(妊娠15週頃まで)は、つわりの症状が強く、匂いに敏感になりやすい時期です。美容院特有のカラー剤やパーマ液の匂い、シャンプーの香りなどで気分が悪くなる可能性があります。

妊娠前は気にならなかった匂いでも、妊娠中は不快に感じることがあるため、体調を最優先に考えましょう。つわりがひどい時期は無理に美容院に行かず、体調が落ち着いてから予定を立てることをおすすめします。

どうしても妊娠初期に美容院へ行く必要がある場合は、匂いの少ない薬剤を取り扱っている美容院を選んだり、換気の良い時間帯に予約したりする工夫が有効です。施術中に気分が悪くなったら、遠慮せずすぐに美容師さんに伝えましょう。

お腹の張りや腰痛に配慮が必要な妊娠後期

妊娠後期(妊娠28週以降)になると、お腹が大きくなり、腰痛や恥骨痛などのマイナートラブルが増えてきます。長時間座っているだけでも身体に負担がかかるため、施術時間が長くならないようメニューを絞ることをおすすめします。

お腹の張りを感じやすい時期でもあるため、施術中に少しでも違和感を覚えたら、すぐに美容師さんに伝えて休憩を取りましょう。また、膀胱が圧迫されてトイレが近くなるため、施術前にトイレを済ませておくことが大切です。

妊娠後期は予期しない体調の変化が起こりやすいため、遠出は避けて自宅から近い美容院を選ぶと安心です。

ヘアカラーやパーマ剤が胎児に与える影響と安全性

妊娠中にヘアカラーやパーマをかけても大丈夫なのか、多くの妊婦さんが気になるポイントです。

頭皮吸収による赤ちゃんへの影響に関する医学的見解

結論から言うと、カラー剤やパーマ液が頭皮から吸収されて胎児に悪影響を与えるという医学的根拠は、現時点では確認されていません。頭皮に傷などがなければ、吸収される化学物質の量は非常に少なく、胎盤を通じて赤ちゃんに届く量はさらに微量です。

海外の研究では、妊娠中に3〜4回程度のヘアカラーやパーマであれば問題ないとされています。ただし、研究はまだ限られており、完全に安全と断言できるほどの証拠はないというのが実情です。心配な方は特に化学物質の影響を受けやすい妊娠12週頃までは施術を控え、安定期に入ってから行うことをおすすめします。

肌荒れやつわりの悪化を防ぐための施術対策

妊娠中はホルモンバランスの変化により、肌が敏感になっています。妊娠前は問題なく使えていたカラー剤やパーマ液でも、妊娠中は頭皮がかぶれたり、刺激を感じたりする可能性があります。

施術前には必ず美容師さんに妊娠中であることを伝え、低刺激の薬剤を使用してもらうようお願いしましょう。また、頭皮を保護するクリームを塗ってもらったり、地肌にカラー剤がつかないような塗り方をしてもらったりする配慮も効果的です。

匂いによるつわりの悪化を防ぐためには、換気の良い美容院を選ぶことや、他のお客さんが少ない時間帯を選んで予約することが有効です。施術中に気分が悪くなった場合は、我慢せずすぐに美容師さんに伝えましょう。

美容院での負担を軽減する工夫と事前準備

妊娠中の美容院利用をより快適にするためには、事前の準備と美容院選びが重要です。

仰臥位低血圧症候群を防ぐシャンプー台の選び方

仰臥位低血圧症候群とは、妊娠中期以降に仰向けの姿勢をとることで、大きくなった子宮が下大静脈を圧迫し、血圧が急激に低下する症状のことです。めまいや吐き気、冷や汗などの症状が現れ、母体だけでなく赤ちゃんにも影響する可能性があります。

美容院のシャンプー台には、完全に仰向けになるフルフラットタイプと、座った姿勢に近い状態でシャンプーできるタイプがあります。妊娠後期の方は、座った状態でシャンプーができる美容院を選ぶと良いでしょう。

フルフラットタイプしかない場合でも、上半身を少し起こした状態にしてもらう右腰の下にタオルやクッションを入れてもらうなどの対策で、完全な仰向けを避けることができます。

予約時に美容師へ伝えるべき妊娠週数と体調の情報

美容院を予約する際は、必ず妊娠中であることと現在の週数を伝えましょう。妊娠週数を伝えることで、美容師さんは施術時間の調整や使用する薬剤の選定など、適切な配慮をしてくれます。

つわりがある、匂いに敏感、腰痛がある、お腹が張りやすいなど、現在の体調や気になる症状について具体的に伝えておくことが大切です。これらの情報を把握していれば、施術中にこまめに声をかけてくれたり、休憩を挟んでくれたりと、より細やかな対応が可能になります。

また、通院しているクリニックや病院の近くの美容院を選ぶことで、万が一体調が悪くなった際にもすぐに医療機関を受診できます。施術当日は母子手帳と診察券を持参しましょう。

産後の手入れを楽にするおすすめのヘアスタイル

出産後はしばらく美容院に行けない可能性が高いため、産前の美容院では育児中でも手入れがしやすいヘアスタイルを選ぶことが重要です。

育児中のドライヤー時間を短縮するショートやボブ

産後は赤ちゃんのお世話で忙しく、自分の髪を乾かす時間すら取れないことがあります。そのため、ドライヤー時間が短くて済むショートヘアやボブがおすすめです。

ただし、髪が短すぎると結べないため、授乳中に赤ちゃんに髪を引っ張られたり、家事をする際に邪魔になったりすることがあります。あご下から肩につくくらいの長さのボブであれば、結ぶこともでき、乾かす時間も短縮できます。

また、髪が伸びてきてもスタイルが崩れにくいレイヤーカットや、寝癖がつきにくい軽めのパーマをかけておくと、毎日のスタイリングが楽になります。

根元のプリンが目立ちにくいグラデーションカラー

産後は美容院に行く時間が取れず、カラーのメンテナンスができないことが多いため、根元が伸びても目立ちにくいカラーリングを選ぶことが大切です。

グラデーションカラーハイライトを入れたデザインカラーであれば、根元が伸びてきても地毛との境界がぼやけるため、プリンが目立ちにくくなります。また、地毛に近いナチュラルな色にトーンダウンしておくことで、カラーの持ちが良くなります。

明るいカラーをしている方は、産前の美容院で少し暗めのトーンに変更しておくと、根元の伸びが目立たず、産後も清潔感のある髪色を保つことができます。

まとめ

妊婦さんの美容院利用は基本的に問題ありませんが、体調が安定する妊娠中期(妊娠5〜7ヶ月頃)が最も適した時期です。臨月は避け、妊娠後期までに済ませておくと安心です。ヘアカラーやパーマは通常の使用であれば胎児への影響は少ないとされていますが、肌が敏感になっているため低刺激の薬剤を選びましょう。予約時には必ず妊娠中であることを伝え、仰臥位低血圧症候群への配慮をお願いすることが大切です。産後の手入れを楽にするため、メンテナンスしやすいスタイルを選びましょう。

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