コラムCOLUMN

2023.8.20

妊娠中期(16〜27週)

妊娠・出産の基礎知識

妊娠中・産後の尿もれはなぜ起こる!?予防と対策を教えます‼︎

「妊娠中から尿もれに悩んでいる」「産後の尿もれがひどくて困っている」
ちょっと人に相談しづらい尿もれのお悩みをお持ちのママさん、実は多いことを知っていましたか?

ある報告では、産後3人に1人は尿もれに悩んでいると言われています。
妊娠・出産を経験することで増える尿もれの原因と対策を理解して、辛い尿もれとさよならしましょう!

妊婦・産婦の尿もれの原因は?

「骨盤底筋」という筋肉をご存知ですか?骨盤底筋は骨盤の底で子宮や膀胱、腸を下から支えている筋肉の集まった部位の総称です。
骨盤底筋は、これらの臓器を正しい位置に保ち、尿道や肛門を締めて排泄をコントロールするなど、重要な役割を担っている筋肉です。

妊娠することで、大きくなった子宮により骨盤底筋が圧迫され、くしゃみや運動時に腹圧がかかることで尿もれをすることがあります。
また、お産で骨盤底筋がダメージを受けると産後の尿もれの原因になります。

予防できるの?「骨盤底筋トレーニング」で骨盤底筋を鍛えましょう!

骨盤底筋は簡単な方法で鍛えることができます。
骨盤底筋を鍛えると、尿道の開け閉めをコントロールする筋肉が正常に機能するようになります。妊娠中から骨盤底筋を鍛える対策をすることで、妊娠後期・産後の尿もれ予防効果が期待できますよ。

1日2回の「骨盤底筋トレーニング」をしましょう!
尿もれ予防になる骨盤底筋トレーニングの具体的な方法をご紹介します。

  • 息を吐きながら、肛門をキュッと締めるイメージで
  • ゆっくり緩める(自然に息が吸えます)
  • 締める・緩めるという1と2の運動を10回行い、数分間の休憩をはさんで3セット繰り返す。一日2回、計6セット行う。

立っているとき、椅子に座っているとき、横になっているとき、どんな姿勢の時でも構いません。それ以外に、咳やくしゃみが出る時にも骨盤底筋を締めます。これを数か月単位で実施した場合に効果がみられていますので、一朝一夕ではなく、継続してトレーニングすることがポイントです。

産後に骨盤底筋トレーニングを行う場合は、体の回復が進んで痛みがない状態になってから行いましょう。

いかがでしたか?
産後からではなく妊娠中からできる骨盤底筋運動で、尿もれが起こらないような身体づくりを始めてみましょう!

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