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2022.10.31

妊娠後期(28〜40週)

お父さんにも知っておいて欲しいこと

もうすぐパパになるあなたへ知っておいてほしいこと

「もうすぐ赤ちゃんが産まれてパパになる!」「楽しみだけど、ちゃんとパパになれるか心配だな…」こんなことを思っているパパもいらっしゃると思います。

そこで今回は、もうすぐパパになるあなたに知っておいてほしいことをお伝えします。

・赤ちゃんが産まれたらどんな生活になるのか
・ママとの関わりはどうすればいいのか

赤ちゃんとの生活を楽しめるよう、内容を理解して実践してみてくださいね。

産後の生活は、赤ちゃん中心のリズムに変化する

産まれたばかりの赤ちゃんは、昼と夜の区別がありません。そのため夜中も赤ちゃんが泣けば授乳をする必要があります。

産後のママは慢性的な寝不足状態です。寝不足の状態で家事や育児をすることは体力的にも精神的にも大変です。少しでも体力を回復させるためには、日中も赤ちゃんが寝たタイミングで一緒に寝て、睡眠時間を確保する必要があります。

また赤ちゃんのお世話は、3時間おきの授乳やおむつ交換などやることがいっぱいで、あっという間に1日が過ぎていきます。そのため、パパが仕事から帰っても掃除や食器洗いができていないこともあると思います。

そんな時には「今日もお世話ありがとう」と言って、溜まっている家事を1つでもやってあげてください。ママは体力的にも精神的にも救われることでしょう。

産後のママは、パパの存在が大きな助け

「あなたと一緒に、子どもの成長を共有したい」「子どものことは大切だし可愛いけれど、想像以上に子育ては大変」このように思うママは多いと思います。

パパが仕事に行っている間の子どもの様子を、聞いて共有してあげてください。例えば「うんちが漏れて大変だった」「今日はたくさん寝てくれた」など、赤ちゃんとの生活では毎日いろいろなことが起こるものです。

パパは赤ちゃんの様子を聞くことで、より赤ちゃんに対する愛情も芽生えてくるでしょう。

また、ママは睡眠を含め、生活の全てが自分のペースで動けなくなります。ホルモンバランスも産前と産後では大きく変化するので、精神的に不安定になることもあります。

そんな時には30分でもいいので、ママが自分のペースで過ごせる時間、1人でゆっくりできる時間を作ってあげてください。

どんなに早くても、産後2ヶ月までは保育園に預けることもできません。2ヶ月の間、ママの息抜きの時間を作れるのはほとんどの場合、パパや祖父母などの親族だけです。

責任感があるママほど、人に甘えることが難しくなってしまいます。「少しゆっくりしておいで」とパパに言ってもらえるだけで、ママの心は救われるでしょう。

「手伝おうか?」はNG!子育ては夫婦で「一緒に」するもの

ママが赤ちゃんのことで忙しくしていると言ってしまいがちなのが「手伝おうか?」です。

パパが悪気なく言っているのは、ママも十分に分かっています。しかしママにとって「手伝おうか?」と言われることは、あまり嬉しいことではありません。

なぜなら「手伝う」と言われると「子育てはママがするもの」というニュアンスに聞こえてしまうからです。

「オムツ変えようか?」「僕が抱っこするよ」このようにパパが主体的に動いてくれると、ママは「一緒に子育てをしてくれているな。嬉しいな。」と感じられるでしょう。

もし「何をすれば良いか分からない」「オムツ交換のやり方が分からない」と思ったら、「何かすることある?」と聞いたり「オムツ交換のやり方を教えて」とそのままの気持ちをママに伝えてみてください。

ママはパパに頼みたいと思っていても「仕事で疲れてるかな…」「頼んだら悪いかな…」と思っているかもしれません。夫婦でコミュニケーションをとりながら、一緒に成長していけたら素敵ですよね。

ママも子育ては初めてです。パパとママの2人で手探りのなか一緒に子育てをした経験は、子どもが成長しても大切な思い出として残ります。赤ちゃんもパパとママの愛情を受け取って、すくすくと大きくなっていくことでしょう。

まとめ:パパとママの2人で子育てしよう

パパにとってもママにとっても、出産・子育ては初めての経験です。何が分からないのかも分からない状態から、小さな命を守っていかなければなりません。オムツ交換の仕方やミルクのあげ方など、一つひとつ経験を積みながら子どもを育てていきましょう。

子どもが産まれた瞬間から物理的にはパパ・ママになります。しかし、初めから上手にお世話できる人はいません。毎日の生活を家族みんなで過ごし、試行錯誤する中で、子どもがパパ・ママにしてくれます。

子どもが産まれたら、生活の中心はどうしても子ども中心になっていきます。今までのように夫婦2人でゆっくりとコミュニケーションが取れなくなるかもしれません。

だからこそお互いが思いやりの気持ちを持ち、たとえ数は少なくても会話をすることが大切になってきます。「言わなくても分かるだろう」「言わなくてもわかってほしい」はパパもママもNGです。

「今心配なことはない?」「もう少し子どもが大きくなったらどこにお出かけしたい?」「ルンバや乾燥機付きドラム式洗濯機などの時短家電を取り入れてみる?」など、いろいろなことを話してみてくださいね。

パパは仕事で疲れているかもしれませんが、ママも睡眠不足の中での家事・育児で疲れているかもしれません。どちらの方が大変だと比較するのはナンセンス。

お互いに感謝の気持ちを伝え合いながら2人で親になっていきましょう。

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