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2023.12.8

妊娠初期(4〜15週)

健康と美容

カサカサお肌をなんとかしたい!おすすめの乾燥肌対策をご紹介します

妊娠を境に、肌の乾燥やかゆみを感じるようになっていませんか?
実は、妊婦さんの約8割が妊娠中に「肌がカサカサする」「全身がかゆい!」といった肌質の変化を感じています。
こちらの記事では、妊娠により肌が乾燥してしまう理由とおすすめの対策5つをご紹介いたします。

妊娠すると肌が乾燥する理由

赤ちゃんに送る血液に水分が優先して使われるから

お腹の赤ちゃんに充分な栄養と酸素を送るため、ママの体は大量の血液が必要になります。
ピーク時には妊娠前の1.5倍にまで増加する血液を作るため、体内の水分が優先的に使われるのです。
また、妊娠中は赤ちゃんにより多くの血液を送るために皮膚の毛細血管が拡張されます。
毛細血管の拡張により皮膚から蒸発する水分量が増えてしまうことも、肌が乾く原因の一つです。

ホルモンバランスが変化して肌が敏感になるから

妊娠すると「エストロゲン」と呼ばれる卵胞ホルモンや「プロゲステロン」と呼ばれる黄体ホルモンの分泌量が急増します。
この2種類の女性ホルモンのうち「プロゲステロン」は妊娠を維持する働きがある非常に重要なホルモンです。
しかし肌を敏感にする作用もあるため、ママの肌は荒れやすい状態に。
さらに、皮脂の分泌を促進する男性ホルモンの分泌量が減少し、肌表面から水分が逃げやすくなってしまいます。

栄養バランスが偏り、肌に栄養が届きにくくなるから

つわりがひどいママの場合、食事が十分に摂れず栄養バランスが偏ってしまいがちです。
栄養が不足すると、肌に栄養が届きにくくなり皮膚表面の新陳代謝が下がってしまいます。
皮膚表面に残り続ける古い細胞は水分を保つ力が弱いため、肌の乾燥を招くのです。

肌を乾燥から守る!おすすめの対策5選

1.こまめな水分補給

つわりや発汗などの状態によりますが、妊娠中は食事の水分量を含めて1日1.5~2リットルの水分補給が必要です。
喉の渇きを感じていないときでも、こまめに水分を摂りましょう。
体を冷やさないために、温かい飲み物がおすすめです。

むくみが気になる方も塩分の摂取量を抑えながら積極的に水分を摂りましょう。
杜仲茶、タンポポ茶、どくだみ茶、ルイボスティーなどはむくみ解消の効果があるので試してみてくださいね。

2.ビタミンA・C・E、たんぱく質を摂る

お肌を健やかに保つ作用があるビタミンA・C・Eやたんぱく質を含む食材を食事に取り入れましょう。
スープにして摂取すると、水分補給も同時に可能ですよ。

【ビタミンA・C・Eが揃った食材】

  • ピーマン
  • パプリカ
  • ブロッコリー
  • カボチャ

【たんぱく質を含む食材】

  • 乳製品
  • 大豆製品

つわりが酷い方は、肉や魚の代わりに豆腐を食べたり少量ずつ摂取したりと無理のない範囲で食べ方を工夫してみましょう。

3.スキンケアアイテムで保湿

妊娠前より肌が敏感になっているため、防腐剤・香料・着色料などの添加物が少なく低刺激なものを選びましょう。
赤ちゃんにも使える保湿アイテムであれば、産後も赤ちゃんと一緒にお肌をケアできますよ。
初めてのアイテムを使用するときは、サンプルやテスター、トライアルセットなどで事前に試してお肌に合うかを確認しましょう。

また、入浴時には体を洗いすぎて必要な皮脂まで取り除いてしまわないよう注意が必要です。
ゴシゴシ擦るのも肌にダメージを与えるので、フワフワの泡で優しく洗ってくださいね。

4.紫外線ケア

紫外線は肌のバリア機能を低下させ、乾燥を進行させます。
屋外で長時間過ごすときは、冬場でも日焼け止めや日傘を使用して肌を紫外線から守りましょう。

5.肌に優しい衣類を身につける

衣類についても、肌質の変化により妊娠前に身につけていたものが合わなくなることがあります。
化学繊維でかゆみを感じる方には、綿素材の服がおすすめです。
また、ゴムなどの締め付けがきついものも擦れて肌にダメージを与えます。
お腹が大きくなり始め妊娠前のインナーや服が窮屈に感じたら、マタニティ用のスボンやタイツを着用しましょう。

妊娠中に肌が乾くのは赤ちゃんのため!がんばっている体をいたわってあげましょう。

いかがでしたか?
出産後は赤ちゃんのお世話が忙しく、自分のことは後回しになりがちです。
時間に余裕が持てる今のうちに、じっくりお肌のお手入れをするのも良いかもしれませんね。
知らず知らずのうちに赤ちゃんのためにがんばっているご自身の体を、是非いたわってあげましょう。

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