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2026.8.21

妊娠初期(4〜15週)

マタニティライフの過ごし方

妊娠中にお寿司が食べたい!OK・NGネタ一覧と注意点まとめ

妊娠中でも、大好きなお寿司をあきらめる必要はありません。ネタの選び方や食べる量に気をつければ、多くの寿司ネタは妊娠中でも楽しむことができます。「お寿司が食べたいけれど大丈夫かな」と感じているママも多いはずです。この記事では、安心して食べられる寿司ネタと注意が必要なネタを具体的に紹介しながら、水銀や食中毒などのリスクについても、正しい情報をもとにわかりやすく解説していきます。

妊娠中の寿司摂取の可否と胎児への影響

妊娠中に寿司を食べることは、基本的に禁止されているわけではありません。ただし、生魚には食中毒の原因になる細菌や寄生虫が含まれている可能性があり、妊娠中は体の状態が変化しやすいため、通常よりも注意が必要です。

また、魚の種類によっては水銀が多く含まれているものがあり、妊娠中に大量に摂り続けると赤ちゃんの発育に影響を与える可能性があると考えられています。すべての魚を避ける必要はありませんが、ネタの種類と量を意識することが、安心してお寿司を楽しむための第一歩です。妊娠初期に限らず、妊娠中期や出産までの期間を通して、基本的な考え方は同じですので、不安なときはかかりつけの医師や助産師に相談すると、自分に合った食事のポイントが見えてきます。

リステリア菌やアニサキスによる食中毒のリスク

妊娠中に特に気をつけたい食中毒の原因として、リステリア菌アニサキスの2つが挙げられます。

リステリア菌は、加熱していない生の魚介類や、長期間冷蔵保存された生ハム・スモークサーモンなどに含まれることがある細菌です。塩分に強く、冷蔵庫の中でも増え続けるという特徴があります。妊娠中は感染しやすいといわれており、感染すると発熱や倦怠感といった症状が出ることがあります。

アニサキスは、サバやイワシ、サンマなどの魚に寄生する小さな虫です。生きたまま体内に入ると、食べた数時間後に激しい胃痛や吐き気を引き起こすことがあります。新鮮な魚を選ぶこと、そして一度冷凍された魚を使うお店を選ぶことが、アニサキスによる食中毒を防ぐポイントになります。

妊婦が安心して食べられる寿司ネタ一覧

生魚に不安がある場合でも、加熱されたネタや魚を使わないネタを選べば、妊娠中でも安心してお寿司を楽しめます。

蒸しエビや茹でカニの加熱ネタ

蒸しエビや茹でカニは、しっかりと加熱されているため、生魚特有の食中毒のリスクを心配せずに食べられる代表的なネタです。同じように、茹でたタコや、加熱された穴子(たれの穴子)、卵焼き(たまご)なども、火が通っていれば安心して食べられます。ただし、お店によって加熱の程度が異なることもあるため、気になる場合はお店の人に加熱済みかどうかを確認すると安心です。

ツナマヨや納豆巻きの非生魚ネタ

ツナマヨは、缶詰のツナを使っているため水銀の心配が少なく、加熱調理もされているので生魚のリスクもありません。納豆巻きやきゅうり巻き、かんぴょう巻き、アボカド巻きなど、そもそも魚を使わない軍艦・巻き物も、妊娠中の強い味方になってくれるネタです。

摂取量や頻度に注意が必要な寿司ネタ

まったく食べてはいけないわけではありませんが、量や頻度に気をつけたいネタもあります。

水銀含有量の多い本マグロやキンメダイ

本マグロ(クロマグロ)やメバチマグロキンメダイメカジキは、他の魚に比べて水銀を多く含む傾向があります。水銀は魚が長生きするほど、また大きくなるほど体内に蓄積されやすい性質があるため、これらの大型魚は注意が必要とされています。とはいえ、キハダマグロやビンナガマグロ、ツナ缶などは通常の量であれば特に心配はいらないとされているので、マグロの種類を意識して選ぶとよいでしょう。

ビタミンA過剰摂取を招くウナギや穴子

うなぎ穴子、レバーなどには、体に必要な栄養素であるビタミンAが豊富に含まれています。ところが、妊娠初期にビタミンAを習慣的に摂り過ぎると、赤ちゃんの発育に影響が出る可能性があると考えられています。うなぎの蒲焼きを1回食べたくらいで問題になることはあまりありませんが、毎日のように食べ続けるのは避け、時々楽しむ程度にとどめておくと安心です。

厚生労働省が推奨する魚介類の摂取目安量

厚生労働省では、妊娠中に注意したい魚の種類を水銀含有量に応じて分類し、1週間あたりの目安量を示しています。本マグロ(クロマグロ)、メバチマグロ、キンメダイ、メカジキについては、1回80グラム(刺身一人前、または寿司2貫分ほど)を目安に、週1回程度までとされています。一方、ミナミマグロやマカジキは、水銀の含有量がやや少ないため、週2回程度(1週間で160グラムほど)までが目安です。

なお、キハダマグロやビンナガマグロ、ツナ缶などは、こうした注意事項の対象外となっており、通常の食生活の中で食べる分には特に心配する必要はないとされています。目安量はあくまで習慣的な摂取についての基準なので、旅行や外食でたまに多めに食べてしまったからといって、過度に心配しすぎる必要はありません。

生魚を控える時期に最適な加熱寿司の選択肢

生魚に不安を感じる時期には、加熱寿司という選択肢もおすすめです。加熱寿司とは、エビや穴子、いなり、卵焼き、ツナマヨ、炙りネタなど、火を通した具材だけを使った寿司のことです。生魚を一切使わないお店や、加熱ネタのコースを用意しているお店もあるので、事前に確認してみるとよいでしょう。

自宅でお寿司を作る場合も、蒸しエビや茹でカニ、加熱したそぼろなどを使えば、生魚を使わずに見た目も華やかな手巻き寿司やちらし寿司を楽しむことができます。「生魚は控えたいけれど、お寿司の雰囲気は味わいたい」というときに、ぜひ試してみてください。

回転寿司店での鮮度管理とサイドメニューの活用

回転寿司店を利用するときは、鮮度管理がしっかりしているお店を選ぶことが大切です。レーンを長く回っているネタは避け、注文してすぐに提供されるものを選ぶと、より安心して食べられます。

また、多くの回転寿司店には、茶碗蒸しやうどん、味噌汁、加熱された天ぷら系のメニューなど、生魚を使わないサイドメニューが豊富にそろっています。生魚のネタを控えたい日でも、こうしたメニューを組み合わせれば、お腹も気持ちも満足できる食事になります。

まとめ

「妊婦だけどお寿司が食べたい」というときも、ネタを選べば十分に楽しめます。蒸しエビやツナマヨなどの加熱・非生魚ネタを中心に、水銀を多く含む大型魚やビタミンAの多いネタは量と頻度に気をつけましょう。加熱寿司や回転寿司のサイドメニューも上手に活用しながら、不安なときは医師や助産師にも相談し、安心して食事の時間を楽しんでくださいね。

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