妊娠初期(4〜15週)
マタニティライフの過ごし方
夏バテに要注意!暑い季節を乗り越えましょう!
基礎代謝が上がっている妊婦さんにとって、暑い季節は⽇常⽣活を送るだけで⼤変ですよね。
夏バテや脱⽔症状、熱中症など、夏はリスクがたくさんあります。
今回は、夏を元気に乗り切るための過ごし⽅をご紹介します。
栄養不⾜に要注意!
夏は暑さで⾷欲不振になり、栄養不⾜から夏バテを起こす⽅が多くいらっしゃいます。
「暑いしそうめんだけでいいや」
で済ませていると、妊婦さんに必要な葉酸やカルシウム、鉄分が不⾜してしまいます。
つわりと重なってご飯が⾷べられない・体がだるくてご飯が⾷べられない。
そんなあなたは、スムージーや栄養補助⾷品などを活⽤して、できるだけ栄養バランスが偏らないように気をつけましょう。夏場は凍らせたフルーツなどがおすすめです。
熱中症に要注意!
妊娠中は基礎代謝・新陳代謝が上がるため、体温が上がりやすく汗もかきやすくなります。
⾝体に熱がこもってしまって熱中症を引き起こす危険が⾼いため、普段以上の熱中症対策が必要です。他にも、暑さからのめまいで転倒してしまう危険も。
暑い時期はできるだけ屋内で過ごす・⽔分を摂取する・こまめに休憩をとるなど、
⾝体をいたわってあげましょう。
脱⽔症状に要注意!
⽔分は1⽇1.5リットルの摂取をおすすめしています。
汗をかきやすい上につわりの影響もある妊婦さんは、⽔分を失いやすくなっています。普段以上の⽔分摂取が必要となります。
「むくみが気になるから⽔分はちょっと…」と思う⽅もいらっしゃるかもしれませんが、⽔分を控えていると様々な病気のリスクがうまれてしまいます。きちんと適切に⽔分を摂取していきましょう。
お茶には利尿作⽤があり、スポーツドリンクには糖分・塩分が含まれています。そのため、摂取する⽔分としてはお⽔がおすすめです。
冷やしすぎに要注意!
妊婦さんは⾎⾏不良により冷え性になりやすくなります。腰や⾜の冷えは、腰痛の原因です。
冬場は⾝体を温めるよう意識しますが、夏場は暑さからクーラーの効いた部屋で涼しく過ごしてしまい、気づかない内に体を冷やしすぎてしまう危険があります。
クーラーを使いながらも、サマーブランケットを使って体を適度に温めてあげる・キンキンに冷えた飲み物を控えるなど、夏場も体を温めるように注意しましょう。
暑い季節を乗り越えましょう
暑さと妊娠中の体⼒低下で、妊婦さんは夏バテや熱中症を引き起こす可能性があります。
暑いから…と涼しい部屋で体を冷やして簡単な⾷べ物で済ませていると、症状がどんどんひどくなってしまう危険が。
体調管理をしながら、暑い夏を乗り越えましょう。
どうしてもつわりがひどい・夏バテをしてしまうなど、不安なことがあったらすぐに担当医に相談してくださいね。